Twitter Bot 作成に挑んで API 料金に阻まれた話


特定の人の「おはよう」ツイートに自動返信する Bot を作ろうと思いました。
結果:Twitter API の有料化という壁に阻まれて断念しました。
成功談ではありませんが、「やってみてわかったこと」 を正直に書きます。同じ轍を踏まないために。

何を作ろうとしたか

発端はシンプルな動機でした。毎朝同じ時間に「おはよう」とツイートする人がいて、それに自動で返信する Bot があったら面白いな、と。

項目内容
監視時間AM 6:00〜7:30(日本時間)
監視対象特定のアカウントのタイムライン
検知ワード「おはよ」「おはよう」系のツイート
アクション「おはよー!」などシンプルな挨拶を自動返信

ロジック自体は単純。「ツイートを監視して、キーワードに反応して返信する」だけです。「これくらい Claude Code に頼めばすぐできるんじゃないか」という軽い気持ちで着手しました。

Claude Code に「作って」と相談した

Claude Code デスクトップ版を開いて、やりたいことをそのまま伝えました。

「特定のアカウントの『おはよう』ツイートを検知して、自動で返信する Bot を作りたい。どうすればいい?」

正直、どんな回答が来るか予想していませんでした。「Python でスクレイピングして〜」みたいな提案かな、と思っていたら、Claude が提案してきたのが Composio という見慣れないサービスでした。

Composio とは

Composio は、外部サービスの API を MCP(Model Context Protocol)経由で Claude に繋げるサービスです。Twitter、Gmail、Notion、Slack など 1,000 以上のサービスに対応していて、「Claude Code に Twitter を操作させる」ことができます。コードをほとんど書かずに外部サービスと連携できるのが売りです。

「MCP ってそういう使い方もできるのか」と、この時点ではちょっとワクワクしていました。

セットアップを進めた

Claude の指示通りに進めてみると、これが意外なほどスムーズでした。

① Composio にアカウント登録・API キー取得
Composio のダッシュボード でアカウントを作成し、API キーを取得。5分もかかりませんでした。

② uv でプロジェクト作成・パッケージインストール
必要なパッケージを uv でインストールします。

uv init twitter-bot
cd twitter-bot
uv add composio anthropic python-dotenv

③ セットアップスクリプトを実行
Claude が setup_mcp.py を書いてくれました。Composio の MCP サーバーを作成し、Claude Code に自動登録するスクリプトです。

from composio import Composio

composio = Composio(api_key=COMPOSIO_API_KEY)

# Twitter 用 MCP サーバーを作成して Claude Code に登録
server = composio.mcp.create(
    name="twitterbot",
    toolkits=["twitter"],
)
mcp_url = server.generate(COMPOSIO_USER_ID)

uv run setup_mcp.py を実行すると、MCP サーバーの URL が発行され、Claude Code に自動登録されました。

ここまで所要時間は30分弱。「このペースなら今日中に動くものができそう」と感じていました。

壁にぶつかった:Twitter API が有料

Twitter の OAuth 認証に進もうとしたタイミングで気づきました。Twitter API(現 X API)は有料化されている、と。

プラン月額(2023年当時)ツイート投稿
Free$0❌ 不可
Basic$100〜$200✅ 可(月1,500件)
Pro$5,000✅ 可(月300,000件)

⚠️ 2026年2月以降、X API は上記の固定月額制から従量課金(pay-per-use)モデルに移行しています。いずれにせよ、ツイートの投稿は無料ではありません。

Bot で自動返信するには、ツイートを「投稿」する必要があります。その投稿機能が使えるのは、有料プラン以上
「おはよう」に返信するだけで、月数千〜数万円のコストがかかる計算になります。

いつから有料になったのか

Twitter API のフリープランが廃止されたのは 2023年2月。Elon Musk による買収後の API ポリシー変更がきっかけです。
2022年以前は無料で気軽に使える状態だったので、ネットには「Twitter Bot を無料で作れる」という記事が今でもたくさん残っています。

でも、2023年2月以降の情報が前提でないと使えません。
技術系の記事は、書かれた日付を確認してから読むのが鉄則だと改めて感じました。

断念した

API 料金が発生することがわかった時点で、即断念しました。
「おはよう」に返信するだけのために毎月固定費を払い続けるのは、どう考えても割に合いません。「もし月100件くらいの返信なら従量課金でいくらかかる?」と試算しかけましたが、そもそも Bot 自体の目的がそこまでの投資に値するものでもなく、冷静に考えると「なんとなく面白そう」程度の動機でした。あっさり引き下がりました。

やってみてわかったこと

① Composio × Claude Code の連携自体は快適だった
API キーを取ってきてスクリプトを実行するだけで MCP サーバーが立ち上がり、Claude Code から Twitter を操作できる状態まで整いました。Twitter API さえ問題なければ、Bot 本体の実装は 1 時間以内に終わっていたと思います。Composio の設計はよくできています。

② 外部ツールが便利でも、API のコストは別問題
Claude Code や Composio はあくまで「繋ぎ方」を解決してくれるツール。「何を繋ぐか」の部分、つまり外部サービスの API コストはそのサービス次第です。Twitter のように突然有料化・値上げされるケースもあります。新しいサービスと連携するときは、先に API の料金を確認するのが鉄則だと学びました。

③ 古い記事には注意
「Twitter Bot 無料で作れる」系の記事は 2022年以前のものが多い。特に API 料金・仕様まわりの情報は古くなりやすいので、公式ドキュメントを先に確認するのがベストです。

まとめ

結果
Claude Code × Composio の連携✅ 順調に進んだ
Twitter API の壁❌ 有料化で断念

失敗でしたが、Composio 自体は使いやすいツールだと感じました。Twitter のようにコストの問題がなければ、Claude Code との組み合わせで十分実用的な自動化ができると思います。
次は無料または低コストで使える API のサービスで試してみたいと思っています。

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この記事を書いた人
AI-Nyanko

某外資系コンサルのインフラエンジニア。Claude Code の実践ノウハウを失敗談も含めて正直に発信しています。

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