バイブコーディングとは?Claude Codeで試してみた
「コードを書かずにアプリが作れる」という話、聞いたことありますか?
それが バイブコーディング(Vibe Coding) です。
プログラミングの知識がなくても、AIに「こんなものを作って」と伝えるだけでコードが生まれる。2025年初頭に登場したこの概念が、2026年6月時点で、エンジニア・非エンジニアを問わず急速に広まっています。
この記事では、バイブコーディングとは何か、Claude Code でどう実践するか、気をつけることは何かをまとめます。
バイブコーディングとは?
バイブコーディングは、元 Tesla AI 責任者・OpenAI 共同創設者の Andrej Karpathy 氏が 2025年2月に提唱した概念です。
「完全に雰囲気に身を委ね、指数関数的成長を受け入れ、コードの存在すら忘れる」
エラーが出てもそのまま AI に貼り付けて解決してもらう。差分も読まずに「Accept All」(変更を全承認)を押す。そんなスタイルで開発を進める手法です。
ざっくり言うと「AIとの会話だけでアプリを作る」という感じです。
従来の開発との違い
| 従来の開発 | バイブコーディング | |
|---|---|---|
| コードを書く人 | 人間 | AI |
| 指示の方法 | プログラミング言語 | 自然言語(日本語でOK) |
| 必要なスキル | 各言語の文法・知識 | 何を作りたいかを言語化する力 |
| スピード | じっくり | 爆速 |
| 品質の担保 | 自分でレビュー | AIまかせになりがち(要注意) |
Claude Code でバイブコーディングをやってみた
実際に Claude Code でバイブコーディングを試してみました。
作ったのは「ブログの記事ネタをランダムに提案してくれる簡単なツール」です。
やったことはこれだけ:
「ブログの記事ネタをランダムに1つ提案してくれるPythonスクリプトを作って。
ネタは ['Claude Code入門', 'MCP活用', 'Hooks自動化', '競合ツール比較'] の中からランダムに選んでね」
30秒後には動くスクリプトが完成しました。自分でコードは1行も書いていません。
これがバイブコーディングの体験です。「作りたいもの」を言葉にするだけ。
また以前にも、Claude Code にマインスイーパーを丸投げしたら2分で動いたという体験をやっています。気になる方はこちらもどうぞ → Claude Code にマインスイーパを丸投げしたら2分で動いた話
こういう小さいツールなら「Accept All」で突っ走っても大した問題は起きません。むしろ痛い目を見たのは、もっと欲張った時でした。以前 Composio で Twitter Bot を作ろうとした時、「動けばOK」の勢いのまま API 料金の確認を後回しにして進めてしまい、結局コスト面で挫折しています。バイブコーディングの「④ 小さく始める」というコツは、この失敗があったから実感を持って言えることです → Twitter Bot 作成に挑んで API 料金に阻まれた話
向いているもの・向いていないもの
バイブコーディングは万能ではありません。用途によって向き不向きがあります。
向いているもの:
- プロトタイプや試作品
- 個人で使う小さなツール
- アイデアの素早い検証
- 非エンジニアがやりたいことを形にする場面
向いていないもの:
- 本番環境で大勢が使うサービス
- セキュリティが重要なシステム
- 長期間メンテナンスが必要なコード
Karpathy 氏自身も「AIが書いたコードは肥大化しがちで、ぎこちない部分が残る」と指摘しており、人間の判断・監督はまだ必要だと語っています(2026年6月確認)。
バイブコーディングで失敗しないコツ
① 指示は具体的に
「いい感じのアプリ」は伝わりません。「Python で動く、〇〇する CLI ツール」くらいまで具体化する。
② エラーはそのままAIに渡す
エラーメッセージをコピーして「このエラーが出た、直して」と伝えるだけでOK。自分で原因を調べる必要はほぼない。
③ 動いたら必ず自分で確認する
「動いた」=「正しい」ではありません。意図通りに動いているか、自分の目で確認する習慣を持つ。
④ 小さく始める
最初から大きなものを作ろうとしない。「まずこの機能だけ」と小分けにして進める方が成功しやすい。
Claude Code がバイブコーディングに向いている理由
バイブコーディングのツールはいくつかありますが、Claude Code は特に以下の点で優れています。
- 日本語の指示でそのまま動く(英語に翻訳する必要なし)
- ファイルの作成・編集・実行まで一気にやってくれる
- エラーが出ても自分で修正して再実行してくれる
- CLAUDE.md にルールを書けば毎回同じスタイルで書いてくれる
「話しかけるだけで開発が進む」感覚は、使ってみると驚くほどスムーズです。
まとめ
- バイブコーディングは「AIとの会話だけでアプリを作る」開発スタイル
- 2025年2月に Andrej Karpathy 氏が提唱、今や世界中に広まっている
- コードを書く知識がなくても始められる
- ただし本番環境や重要なシステムへの適用は要注意
- Claude Code は日本語対応・ファイル操作込みでバイブコーディングに最適
「プログラミングできないから無理」と思っていた方も、まずは小さなツール作りから試してみてください。